反応=人
その人が「どんな人なのか」というのは
その人が「どんな反応をするのか」で
イメージされるものだろう.
ある出来事に,どう対処するか
ある発言に,どう返すか,
…の「特性」こそ,「人の個性」である.
別な言い方をするならば
人って「フィルタ」のようなものであり,
人の興味深さって
インプットに対して,
どんなアウトプットを返すか
の評価のことだと言える.どんなアウトプットを返すか
会話
たとえば,雑談の際に「無反応」だったり,
「ありきたりなこと」しか言わない人は
つまらない人だと思われがちだ.
逆に,たいした中身など無くても
「大げさ」に 感心,反応する人は
とりあえず 存在感は確保される.
(好感となるかどうかは内容次第だが)
特に 何かを見て,何かを聞いて,知って…
「意外性ある,コメント」を言ったり
「予想外のアイデア」を発したり
「行動」につながるような人って
クリエイターとしても 素質があると思える
芸
「リアクション芸人」という言葉があるが
たしかに,TV番組では リアクションこそが,
「そのタレントが出演する意味」であり
タレントの「芸」のひとつではある.
いきなりツッコミを入れられた際に
「いい反応,面白い反応やコメント」をする人が
番組の価値を創り,当人の価値も上げるだろう
センス
ただし,「いいリアクション」とは
「大げさ,大騒ぎ」というのとは違う.
単なる「大騒ぎ」に過ぎないリアクションって
ただうるさく,嫌悪感につながることも多い.
TV番組でも「ツッコミ合戦」が行われているのに
全然面白く無いようなモノを見ることもある.
逆に,「大騒ぎ」ひとつにしても
センスのいいタレントであれば
大いにウケる上に,好感まで持たれる.
つまり,微妙な言葉や態度の違いひとつで
その反応は,結構違うものになる
何をやっても「憎めない」雰囲気にできたり
場に合わせて,場を盛り上げることができるのも
当人の高度な才能やセンスあってこそだ
わざとらしさ
全く同じ,面白いリアクションも
「狙ってやってる感じ,わざとらしさ」があると
全く興ざめであるものだ.
まれに「素の反応」が面白いような
天然な人というのもいるとは思うが
多くの芸人は 普段から ネタをメモするなどの
研究や練習を,しているだろうから
「わざとらしさ」が出ないような意識も
結構 重要に違い無い.
ミス
時に,やってることが
「成功するか,正しいか」よりも
「いいリアクションかどうか」のほうが
大事なんてこともある.
クイズ番組に出演している芸人などは
わざと「失敗」してまでウケを狙う.
視聴者は「誰が,どれだけ正解したか」よりも
「番組や芸人の面白さ」を見たくて
番組を見ているのだから,これは正しい.
あなたのステージ
あなたがステージに立って
何らかの「芸や演奏」をする際にも
ミスは「動揺」を招き,
芸の質を落とす要因にもなりうる一方
「ミスしたら,どうするか」をあらかじめ
想定し,決めておけば
ミスや失敗をネタに,評判をとることさえ
できるかも知れないし,
「動揺」も,最小限に抑えることができる
ミスした際に,どんなリアクションをすると
「ウケがいい」と思うか?とか
もし,観客に応援や冷やかしの声をかけられたら
どんなリアクションをするのがいいと思う?
…などと,いくつか想定しておいたらいい.
考えてみよう
さきほども ちょっと書いたが
「演技」よりは「素」のリアクションが
(他人から見て) 面白い,興味深い
…という人こそ,「魅力的」ではあろう.
そのような(天然で面白い)人に
「近づこう,なろう」と思ったら
なれるものだろうか?
その際,何を目指し,頑張ったらいいと思う?